2014年7月5日土曜日

世界のおでん ~ドイツ編~

ヨーロッパおでん第3弾はドイツの「アイントプフ(Eintopf)」です。

「鍋の中に投げ込んだ」とか「農夫のスープ」と呼ばれる、ごく庶民的な家庭のスープ料理になります。
フランスの「ポトフ」が伝わって、ドイツの「アイントプフ」になったんだとか。





















作り方の基本は、ドイツソーセージにじゃがいも、タマネギ、ニンジン、レンズ豆などを入れて煮込んだもの。
一般のレストランや、高級ドイツ料理店に行ってもまずお目にかかれない、本当に家庭の味。
ファーストフード店でも食べられるし、スーパーではいろんな缶詰でも売られているそう。


~ここでちょびっと豆知識~
【アイントプフの日曜日】
実は、アイントプフとナチスに深い関わりがある。
1933年の秋、ナチスはドイツの全国の家庭、およびレストランに「アイントプフの日曜日」を義務付けしたのだ。それは、≪10月から3月までの第一日曜日は必ずアイントプフを食べなければいけない≫というもの。それで食費を節約し、浮いたお金を募金させ、それが冬の時期の貧民救済に使われたという。ただ、国民の「アイントプフの日曜日」に対する評判はすこぶる悪かったそうな。
そりゃ当たり前だ。
















ナチスも食べた「ドイツおでん」。神戸で食べられるところがあるなら、試してみたい一品です!

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